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北大 合格者平均点等

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ご無沙汰してます。

本日、今年の北大入試の合格者平均点などが発表されたので雑感を書きます。
詳しい点数などは北海道大学HPを参照してください。
ちなみに、私の成績開示申請も今日出したので、今月半ばには届くと思います。


医学科合格者の点数についての感想は、

・合格最低点が低い
・合格者平均点は予想通り
・センター平均点が高い

最高点については、昨年度のずば抜けた点数から戻って、二年前までと同等に戻っています。
ただし最高点は、ものすごい人が一人いるかいないかで決まるので、無視すべき項目です。


今年から医学科には面接が加わって、全学部学科の中で唯一750点満点じゃなくなってしまったので、純粋に他学部と比較できるのがセンター素点しかありませんが、今年は獣医学部との差が5点ということで、二年前の8点差、去年の18点差と比べると、今年の医学科は健闘しているのが分かります。

また、過去二年のデータを見ると、センター平均や合格最低点では医学科は獣医学部から大きく差をあけられているものの、総合点の平均点ではほぼ同じ点数になっているという現象が起きています。
なので、今年もそれに倣って、医学科の総合平均点(面接無し)を607点程度とするならば、医学科合格者の面接平均点は54点、大体7割強ということになります。

獣医学部の合格最低点の前年比+7点を、去年の医学科最低点に加え、それを今年の医学科最低点から引くと55点になることからも、やはり面接の合格者平均はその程度だと予想されます。

予想していたよりも、面接の点数にバラツキがありそうですが、実際の開示が来るまでは何とも言えません。


詳しい内情を書くのは控えますが、今年の入学者は、例年と比べてかなり再受験生が少なく、道内出身が多いです。

その理由が何なのかは分かりませんが、私個人の考えとしては面接点で操作が行われたのではなく、面接導入による抑止力が働いたのではないかと思っています。
実際、倍率もかなり下がった訳で、どういう層が出願を見送ったのかを考えれば、そういう結論に至るはずです。


2011北海道大学医学部 成績開示

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成績開示が届きました。

$北大医学部 再受験ブログ-北大医学部成績開示


○センター試験
769/900 → 北大換算 252.7/300
 自己採点と変わらず

○二次試験(カッコ内は試験後の自己採点)
英語135(120)
数学130(115)
物理 72(63)
化学 63(60)
面接 38(少なくとも5割=37.5)

合計 690.70点 (最高点:724.95 合格最低点:624.15 合格者平均点:661.11)
順位 17位/100人中


二次試験の点数が自己採より総じて高いのはともかく、面接の点数が引くくらい低いです。
どんなに悪くても5割はくれるだろうと思っていたものが、本当に5割しか貰えませんでした。

面接は全体的にうまく答えられなかったので、それがダイレクトに点数化されてるのかもしれませんが、もしかすると年齢で多少の減点があったのかもしれません。
ちょっと予想外です。

ただ、蓋を開けてみれば1日目が終わった時点で合格最低点は越えていたし、センターリサーチでD判定でも十分に逆転できることは証明できました。

再受験生は過剰に差別や面接を気にしないで、それをはね返すくらいの学力をつけて特攻する方がいいのかもしれません。


今月中にまとまった時間ができたら、二次試験の各科目の点数についてもう少し検討してみようと思います。

面接カードについて

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北大医学部の受験生は、2月25日の筆記試験が全て終わったあとに、面接カードを記入することになります。
これは、H22年度まで実施されていた後期試験の面接でも同様でした。

そして、各予備校のHPに出ている情報を見る限りでは、過去に後期試験で使われていた面接カードと昨年度の前期試験で使われたものは全く同じものだと思います。

なので、今年度以降も同じものが使われる可能性が高いので、参考までに紹介しておきます。


<記載内容>
・名前、受験番号、最終学歴、職歴
・好きな科目とその理由
・趣味、娯楽(一言で)
・好きなスポーツ3つ(自分でするのか、見るだけなのかについても)
・自己紹介、人柄(結構なスペースがある)
・その他(↑の半分くらいのスペース)

用紙はA4サイズ、記入時間は30~40分程度で、特に準備をしていかなくても時間が足りなくなることはないと思います。


面接カードは大体以下のような感じです。

$北大医学部 再受験ブログ-面接カード

かなり見にくいと思うので、元のエクセルファイルをアップしておきました。
パソコンの方はこちらからダウンロードして下さい。
パスワードは mensetsu です。

A4用紙に印刷すれば、実際の面接カードに近いものができあがると思います。


一応、注意しておきますが、この面接カードが今年度以降も使われるとは限らないので、勘違いしないようにしてください。

ただ、内容が変わったとしても、翌日の面接対策として、メジャーな質問に対する自分の答えを紙に書いておいて、それを筆記試験の時に持っていけば、あとはそれを写すだけで面接カードは埋められると思います。

面接カードの記入は試験ではないので、携帯や本を見ながら書くこともできます。

面接について

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かなり今更感があるのですが、面接点について書いておきます。


今年の合格者の面接平均点は75点満点中、50~55点くらいじゃないかと思います。
中には70点近く取ってる人もいます。

そして、聞くところによると女性の方が若干点数が良いらしいです。(不確かな情報です)


私の点数は38点だったわけですが、これは少なくとも合格者の下位10%には入ってる点数で、かろうじて自分より低い人が数名いた程度です。

ただ、再受験だから低かったというよりは、単に内容が悪かっただけの可能性が高いです。


以前に、このブログで成績開示をアップした後に、今年の最年長入学者(20代後半)の方から、「来年から再受験生が減ったら寂しいから、俺の点数を載せていいよ」というありがたいお言葉を賜ったので、フォントサイズをいつもより100%増しにして書いておきます。(ブログへの掲載が遅れてすいません)


道内出身、20代後半(最年長)の方の面接点は60点です。


ということで、再受験生の面接点がすべからく悪いわけではなく、むしろ現役生並に取っている人の方が多いです。

もちろん、これはあくまで合格者の中での比較なので、その背後に、面接によって散った多くの再受験生がいないとも限りません。
実際どうなってるのかは、面接官に直接聞かなければ分かりません。


私個人の考えとしては、以前にも書いたように、年齢がどうこうよりも面接部屋(面接官)による差の方が大きいのではないかと思ってます。

採点基準は全く無いようなので、全ては面接官と相性が合うか合わないかで決まってしまいます。


ちなみに、面接の部屋によって合格者数がどれくらい違うのか調べてみたところ、以下のようになりました。


$北大医学部 再受験ブログ-部屋割り

画像の見方ですが、赤枠内が二次試験の物理化学選択、青枠内が生物化学選択、緑枠内が生物物理選択の受験生です。
各枠の中で色がついているのが合格者、黒が不合格者です。

これを見ると、面接部屋によって、合格者数に圧倒的な差があるように見えるのですが、残念ながら受験番号と面接部屋がランダムに割り当てられてない(番号順になっている)ので、あまり意味がないデータです。

つまり、受験番号は願書の到着順に振られていて、更に受験番号の順に画像の左上から下に向かって、面接順が割り振られていくので、出願期間ギリギリに出すような受験生の部屋(第7室や第10室)は合格率が著しく低くなってしまいます。

割り振りが完全にランダムだったり、受験番号順に縦に並べるのではなく、横に並べれば受験生の分散が均一になるので、面接部屋間での有利不利の比較ができるんですけどね。


ちなみに、上の画像を作るために、合格発表の時のpdfファイルを見ながら塗り絵作業をしていた訳ですが、pdfファイルのプロパティを見てみたら、ファイルの作成日時が3月5日の夜8時になっていました。
発表は8日でも、5日の夜には全てが決まっているということですね。


それと、かなりどうでもいいことなんですけど、出願期間に毎日更新される出願倍率発表のpdfファイルは、過去3年分が今でもサーバー上に残っているので、URLさえ入れれば見ることができます。

http://www.hokudai.ac.jp/bureau/nyu/pdf/20110129.pdf
↑このURLの日付を変えれば、その日の時点での倍率を見ることができます。

http://www.hokudai.ac.jp/bureau/nyu/pdf/2011-f.pdf
↑最終倍率のURLはコレ

暇な人は、いろいろ見てみると面白いかもしれません。


ということで、話題がいろいろと逸れましたが、何が言いたいのかと言うと、北大は再受験生を嫌っているわけではないので、臆することなく受験してくださいということです。

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採点基準について

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成績開示が届いた時に、自己採点と実際の点数がけっこう離れていたので、それについてコメントをしておこうと思っていたのですが、なんだかんだしてたら3ヶ月以上経ってしまいました。

今更、細かくどこがどんな感じと書いても誰にも意味が分からないと思うので、全体の雰囲気だけ述べておきます。


まず、各科目の自己採と開示の違いは以下の通りでした。

  (自己)→(開示)

英語:120 → 135
数学:115 → 130
物理: 63 → 72
化学: 60 → 63


そもそも、自己採点がズレているのはいつもの通りで、過去の記述模試の結果を見てみても、ほぼ全ての模試で自己採点より点数が数十点アップしているという、自己採が厳しいのか、客観視が下手なのか、そんな感じです。

医学部に入ったあと、同期の人たちに「お前の自己採はおかしい」とけっこう言われたので、よっぽどなんだと思います。

とりあえず、点数は分かっているので、どういうところでどのくらい減点されるのか考えてみます。


【英語】

↓↓自己採点で書いた記事↓↓

[1] (1)のas well asは普通に訳せば良かったみたい。マイナス5
[2] 問3のtalkもちろん×。マイナス8
[3] 良くわからないためマイナス15
[4] 完答

↑↑   ここまで   ↑↑


半年ぶりに問題を取り出してきて、もう一度考えてみたところ、[1](1)as well asの訳出に関して、当時は駿台が公表している解答と比べて違っていたので減点したのですが、さっき河合のHPを見たら、私の解答とほぼ同じだったので、どっちでも良いんだと思います。
なので、ここの減点は無しです。

[2]の穴埋めはさすがに部分点をもらえないと思うので、7~8点は落としているはずなので、自由英作の減点が5点、和訳・説明問題全体で2~3点の減点という感じかなと思います。

なので、英作はけっこう採点が甘いです。
理論的・文法的に正しい文章を書いていれば、8割くらい点数は入ると思います。

代ゼミの北大プレは(地域にもよるとは思うのですが)ハンパ無いザル採点なので、信用しちゃダメですが、北大実戦や北大オープンの大問3と同じくらいの点数が本番でも取れると考えて良いと思います。



【数学】

↓↓自己採点で書いた記事↓↓

3(2)は、最後の最後まで合っていたが、二次不等式を解く時にxの範囲を逆転してしまい、1/3≦x≦13/3とする痛恨のミス。マイナス10点。
5(2)は、単位円の図で、xの取り方を間違えて、極小値のxの値を間違えていた。
更に(3)で、√2sin(x/2)に変形できたことに満足して、それを積分していないことが判明。
もちろん、極大値極小値ともに間違っている。マイナス20点。
その他、[1][4]で減点がありそうなのでマイナス5点。

↑↑   ここまで   ↑↑


数学は、大問3でマイナス5点、大問5でマイナス15点だと思います。
大問5は間違いなく半分は間違っているので、大問1、2、4は減点なしと考えるしかないです。

問題用紙に「結果を導く過程を重視する」と書いてあるだけあって、部分点はわりと貰えるんですね。
それと、理論的に正しければ、変な解き方をしても問題ないはずです。


北大の数学は、大問ごとの配点が均等じゃないという話が受験生や入学者の中でよく出てきますが、個人的には均等配点なんじゃないかと思っています。
更に言えば、小問についても大問の中で点数をほぼ均等に割っている気がします。

例えば今年の問題で言えば、
1(1) n^2-n-5/4<0を満たす整数nをすべて求めよ。

このレベルなら、普通の公立高校でも高1の5月にはやると思いますが、こんな問題でもしっかり10点が与えられているように思います。
こうやって、難易度を無視して点数を平等にすることで、かえって問題の重みの間に不平等が生まれるので、わざわざ大問の点数に差をつけなくても、出題者の意図する配点が作れるはずです。

追記
大問ごとの配点操作をしているという、信憑性の高いコメントをいただいたので、興味のある方はこの記事のコメントをご覧下さい。


【物理】

↓↓自己採点で書いた記事↓↓

[1] (8)(9)で「vAを用いて」という記述を見逃しvBを使ってしまうという酷いミス。マイナス6
[2] 完答
[3] (8)(9)はやはり近似じゃダメだった。マイナス6

↑↑   ここまで   ↑↑


点数を開示して一番驚いたのが物理でした。
なんせ、マイナス12点で考えていたのが、マイナス3点だったので、差は9点と言えど大きな9点だと思います。

まず、自己採点ですが、全部で4問間違えていたので、3×4=12点の減点にしました。
実際の北大の物理の採点は100点満点で配点がされていて、そのあとに75%かけて75点満点にするので、私の場合は素点でマイナス4点ということです。
4問ミスでマイナス4点はちょっと考えにくいのですが、考えざるを得ない以上、部分点が入って、-1点×4問、もしくは、0,0,-2,-2という感じになりますね。

選択科目間での得点調整の可能性は?という質問があったのですが、それはまずないと思います。
生物選択者の話を聞いても、生物が特別簡単だったと言う人はいないし、そもそも始めから物理が一番簡単だと思います。


まず、[1]に関して、上にも書いてありますが、「vAを用いて」という問いに対して、私はvAとvBの両方を使って答えてしまいました。
ただし、vAとvBの関係については、それより前の問いで求めているので、その式を、私の解答に代入すれば、正答になるといった単純なミスです。

更に屁理屈を言うと、「vAを用いて」という条件ならば、vAとvBの両方を使っていても満たしている訳で、vAのみで表して欲しいなら、「vBを消去して、vAを用いて表すと」という記述が必要だったとも言えます。
(もちろん本気でそんなことを言っている人がいたら頭がおかしい人です。素直に自分のミスを認めましょう。)

以上のことを汲んでくれたのか、くれなかったのか、ここでは減点されなかった可能性があります。


次に、大問3の波動の問題です。

$北大医学部 再受験ブログ

波動における典型問題の代表格のようなヤングの実験です。
(この問題は、光波ではなく水面波なのでちょっと違いますが)

問題の後半で複スリットから出る波の経路差について考えていくのですが、通常であればPQの距離をxとすると、経路差が dx/L になって、これがmλとかそういう話になっていきます。
ただし、これが成り立つのは、あくまでL≫d,xの条件の下であり、この条件が無いと、近似が使えないので、経路差を単純に dx/Lとすることはできません。

この問題では、xの距離がd/2となっていて経路差が三平方の定理で簡単に求まるのですが、私はそれに気付かず、いつもの感覚で、dx/Lのxにd/2を入れて計算してしまいました。

この問題では近似は使えないので、答えは結構変わってしまっているのですが、採点者が「まぁ、いつもだったらそうなんだけどねぇ~」と同情してくれたのか、部分点が入っています。


総括して考えると、物理は穴埋め問題にも関わらず、採点が甘いです。

例えば、大問1のような文字指定のミスは結構多くの人がしていると思います。
電池の起電力がEなのにVと書いてしまったり、動摩擦係数がμ'なのにμと書いてしまったり、採点者が見て明らかに「問題は理解しているのに答えが違うミス」と分かるものは、ちょっとした減点で済まされている可能性が高いです。

だから、ケアレスミスをしても良いというわけではありませんが、試験後にミスが発覚したからといって絶望するのはまだ早いということは忘れないでください。



【化学】

↓↓自己採点で書いた記事↓↓

[1]Ⅰ 水素結合×。マイナス3
[1]Ⅱ 完答
[2]Ⅰ 問1(b)×(平衡反応とした)マイナス1
[2]Ⅱ 問4計算結果が1桁ずれている。マイナス3
[3]Ⅰ 問3ABともに値が違う。マイナス4
[3]Ⅱ 問3、捨てた問題。マイナス4

↑↑   ここまで   ↑↑


化学はほとんど自己採点通りでした。
数点の違いは配点の違いだと思うので、想定の範囲内です。
[2]Ⅱで計算結果を1桁ずらしたミスは、もしかしたら部分点がもらえるかなと思っていましたが、変わっても1点2点なので、入ってるのか入ってないのか分かりません。


そんな感じで、化学について書くことは特にないので、採点基準のレビューを終わりにします。

北大物理の過去問題集

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お久しぶりです。

受験生の方々はセンター試験お疲れさまでした。
バイト中に問題と平均点をちらっと見てみましたが、昨年に引き続き理系科目の易化が進んだみたいですね。

今年の平均点が2010年比で数ⅠA+20点、物理+15点、化学+12点なので、これだけで900点満点で5%違います。
2010年がどれだけ難しかったのかが良く分かります。


本番が近づいてきたためか、最近コメント・メッセージをいただくことが増えてきました。
ブログの更新は停止していますが、コメントなどには遅くとも3日以内には返信しています。何か聞きたいことがありましたら気軽にコメントしてください。
ブログ用のメールアドレスは、
hokui.saijukenあっとhotmail.co.jp
になります。


そして、久しぶりの更新が宣伝で申し訳ないのですが、単位認定のおかげで大学生活がものすごく暇だったので、趣味で(?)北大の物理過去問集を作成しました。


北大医学部 再受験ブログ-北海道大学物理過去問題集


直近10年間の前期試験と後期試験の問題・解答解説と、私なりの傾向分析を書いています。
わりと本気で書いてるので、北大を物理で受験される方には無駄にはならないと思います。


現在、Yahoo!オークションおよび楽天オークションで1800円(+送料160円)で販売しています。


完売しました。
再制作するかどうかは、現在検討中です。

Yahoo!オークション (PC)
Yahoo!オークション (携帯)
 


楽オクもヤフオクも手数料5%以上かかるので、あまり使いたくはないのですが、このブログで販売すると特定商取引法に引っかかるのでやむを得ません。

ただ、ネットオークションユーザーにこの手の本の需要があるとは思えないので、余った本をどうしようか現在模索中です。
見切り発車で30冊も作ってしまいました。


北大医学部 再受験ブログ-北海道大学物理過去問題集


1800円の価格はかなり高いと思いますが、少部数でしかも問題と解答2冊分の製本は個人でやろうとすると、かなりかかってしまうのです。ご了承ください。
どうしても問題と解答を別冊にしたかったので、割高になっています。



そういえば、1年くらい前に入試問題の著作権について北大に問い合わせてみたのですが、英数物化については著作権フリーとのことです。他科目は聞いてないので分かりません。
英語の入試問題も、どこからか引用してるわけじゃなく、北大の教授陣が全て作っているそうです。さすがですね。

それと、北大では二次試験後に問題冊子の余りを誰でも貰えるので、来年北大を受験予定の札幌市内の高校生はアドミッションセンターに行って貰ってくるのもいいと思います。
透かし読みの練習はしておいた方がいいです。本当に。


今年度の受験生は二次試験まで残り36日、最後まで頑張ってください!

問題集 訂正情報(12/6更新)

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以下のように訂正致します。
ご迷惑おかけして申し訳ありません。

【問題編】

3ページ 問3 3行目
 (誤) (10) 〔J〕 → (正) (10) 〔m/s〕

14ページ 下から3行目
 (誤) v1'を用いて → (正) v1を用いて

16ページ 図2 極板Bの電気量
 (誤) -QA → (正) -QB

28ページ 本文8行目
 (誤) 誘電起電力 → (正) 誘導起電力

87ページ 解答欄の図 x軸2目盛り目
 (誤) h/4 → (正) h/2

102ページ 5行目
 (誤) 時速φ → (正) 磁束φ

New! 121ページ 7行目
 (誤) 質量m3〔g〕の熱 → (正) 質量m3〔g〕の鉄



【解説編】


6ページ 上表
 (誤) マイヤーの式(CV-Cp=R) → (正) マイヤーの式(Cp-CV=R)

25ページ 右下図
 (誤) 重力mg → (正) 重力3mg

29ページ 4行目
 (誤) Q^2/CとのCV^2 → (正) Q^2/CとCV^2の

34ページ 最終行
 (誤) 1/2gt^2sin^2α → (正) -1/2gt^2sin^2α

58ページ 右下図
 (誤) 気体が押す力P1S → (正) 気体が押す力P2S

66ページ 解答(9) / 68ページ (9)
 (誤) VA → (正) V0

70ページ (11) 2行目
 (誤) C3に蓄えられた → (正) C2に蓄えられた

120ページ 解答(9)
 (誤) ε0abV/d → (正) εabV/d

122ページ (7)
 (誤) 増加は量 → (正) 増加量は

130ページ 最終行
 (誤) ∴ a≧2^(1-γ) → (正) ∴ a≧2^(γ-1)


北海道大学 物理 過去問題集 再販のお知らせ

北大 前期試験

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受験生のみなさん前期試験おつかれさまでした。


北大の問題について雑感を書きたいと思います。
ただし数学・物理のみです。時間の都合で、英語・化学は流し見しかしてません。

それと、医学部受験生の目線で書いてるので、その他の学部の受験生の方は注意してください。



○数学

大問4以外は全体的に解きやすいですね。
特に、大問2、5は確実に完答しておかないと厳しいです。


大問5は、(3)の35通りくらいだったら数え上げでもいいですよね。

求める確率をP4までにしているあたりから、出題者側も数え上げを拒んではないはずです。
コンビネーションを使って解ける人だったら、P5もP6もすぐに出せますからね。あえて35通りにとどめているのは出題者の良心だと思います。

こういう、スマートに計算すればすぐ出るけど数え上げるとけっこう時間がかかるような問題は、センターで良く出ますね。


大問1は北大にしては誘導が少ない気がしますが、与えられた条件を素直に数式に変換していけば何とかなる問題です。
たとえ、kの範囲が出せなかったとしても、(2)は解けるはずです。
ただし、その場合は、k≠±1のとき~、って場合分けが入っちゃうので、答えは多少変わってきちゃいますが、それでも、大問全体で7~8割の点数は貰えるはずです。


大問2に関しては特にコメントなし。
大問3もそうですけど、三角関数の微積はここ数年毎年出てますね。


大問3は、(1)→積分→(2)→ハサミ打ち→(3)の流れが分かりやすい問題と思うので(1)が解ければ問題ないでしょう。
(1)の左側の不等式の証明も、2回微分を使うわりと良くあるタイプです。ひどい問題だともう一回微分することもありますね。

ちなみに、(3)をハサミ打ちを使わずに解けるかなと思ってけっこう考えたんですが、結局ダメでした。
三倍角の公式使っていけるかと思ったんですが。誰か解けたら教えてください。


そして、問題の大問4ですが、北大には異色の問題ですね。
一般的に、必要十分条件がらみの問題だと、十分性の証明がけっこう面倒で、必要性の証明はあっさり、っていうタイプが多いと思いますが、この問題は逆です。

(3)も丁寧にやろうとすると、証明する内容が多すぎて時間的に厳しいと思います。この問題は解けなくてOKです。


全体で見れば、解きやすくはなってるので、大問1、2、3、5を3完1半(1半はできれば計算ミス程度が望ましい)で、大問4は(1)と(2)の十分条件を求めるところまで解けば全体で8割ちょっと。
易化を考慮してもお釣りがくる点数です。



○物理

物理に関しては、しっかり難易度を把握しておこうと思って、時間を計ってちゃんと解いてみました。
かかった時間は、大問1:15分、大問2:20分、大問3:19分でした。
本番の緊張感だったら+5分くらいはかかるはずなので、例年に比べれば分量は若干増えてますね。

難易度評価するなら、大問1:標準、大問2:標準、大問3:やや難、ってとこです。かなり主観入ってますけど。



<大問1>
問1はただの放物運動で問題無いと思います。
問2は相対運動が中心でやや分かりづらいかと思います。去年も力学と波動で相対運動が出題されたし、最近流行り気味ですね。

相対運動は、運動している物体(この問題でいう観測者B)から見た運動を考えるのがセオリーですね。
ここでは、斜面に対して小球が垂直にバウンドするだけなので運動自体は非常に単純です。

観測者Bから見た運動を大雑把に考えると、下向きにv、左向きにVの速度で小球が斜面に衝突して、向きが反転して上向きにv、右向きにVの速度になるだけです。
ここで、√(v^2+V^2)の速度で小球が衝突したから~、と考えてしまうと色々面倒なことになります。

大問1は、最低でも(8)までは解いておきたいです。(9)~(12)はほとんどセットで、全部解けるか全部解けないかのどっちかだと思うので、これを解き切れれば大きな差になります。

完全な余談になりますが、力学の問題で力積が問われたのは前期後期合わせてもここ15年で今回が初です。
荷電粒子や気体分子の運動ではちょこちょこ問われてますけどね。


<大問2>
大問2は問題は基本的でも時間がかなりかかったと思います。特に問1。

問1のような、ガチガチの合成抵抗問題も今世紀初の出題です。
センターではたまに出るので、さすがに合成抵抗の公式を知らない人はいないでしょうが、ちょっと抵抗が多すぎて、やる気が出ないですよね。電池に内部抵抗を入れてしまうあたりがとても嫌らしいと思います。

問2は非常に典型的な問題で、北大でも'07後期に類題が出てますね。良くあるのは最後に外力の大きさを答えさせるパターンですが、今回はそれもなくあっさりとした問題です。ここは問題ないでしょう。

問3は、1~2分で解きたいところです。電気振動の周期はもちろん、最大電流も暗記している人が多いと思います。ここは電気容量Cだけ代入しておしまいです。

大問2は計算量多いですが、典型問題しかないので完答しておきたいですね。


<大問3>
問1の定圧変化は、北大の最頻出項目で過去に何度も出ています。ピストンに質量があるタイプだと'07後期にほぼ同設定の問題がありますが、過去の問題と比べると、この問1の問題は一番解きやすいと思います。(7)の定圧モル比熱は、流れを無視して答えを書いてしまいましょう。

問2は珍しい問題です。最初、問題文を読んだときにシリンダーの質量が書かれていて何事かと思いましたが、問2で持ち上げちゃってるんですね。
見慣れない問題なのでとっつきにくいですが、何がどれだけ動いているのかきちんと把握すれば難しくはないと思います。

それと(9)の外力の大きさを求める問題。これは厳密には、「シリンダー内部の気体がシリンダーを下方に押す力」を考えて力のつり合いの式を立てる訳ですが、シリンダー・ピストン・気体を全て一体として考えてしまえば簡単に求まりますね。
力学の内容になりますが、基本的に、くっついて互いに対して静止している物体どうしはすべて一体として考えた方が簡単です。

大問3全体としては、問1をまず解ききって、問2の(11)(12)も基本問題なので確実に答えるべきところです。


物理全体では、難易度を考慮して、6問ミスまでなら上出来だと思います。
ビハインドを負わないぎりぎりのラインが9問ミスくらいではないでしょうか。



というわけで、前期試験の感想終わりにします。
申し訳ないですが、英語化学については触れません。

でも、予備校の講評を見るとどちらも難化したみたいですね。
なので合格最低点は去年とほとんど変化ないと思います。

センター易化と倍率アップの影響は、せいぜい+5~6点です。数学易化を多めに取っても合わせて+15点。
英語・理科の難化が-15点あれば、ボーダーは変わらない計算になります。

メールアドレス変更のお知らせ 10/29追記

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ブログ用のメールアドレスが変更になりました。

新しいアドレスは、
hokui.saijukenあっとhotmail.co.jp
になります。



2012/10/29 追記

今年度に入ってから、多忙とモチベーションの低下から、コメントやメールの返信に1~2週間を要しています。

また、受験関係のブログやHPを運営している方から、サイトを紹介して欲しいとの依頼をけっこういただくのですが、私自身が利用したことのないサイトを紹介する予定はないので、基本的に全てお断りしています。
最近に至っては、それらの依頼に返信すらしないことも多く、ご迷惑おかけしていることを申し訳なく思います。

これから、時間的余裕が更になくなることが予想されるため、11月中に、コメント欄やメッセージ、上記メールアドレスを全て封鎖することにします。
ブログの削除をすることは当面はありません。

それと、北大物理の過去問集ですが、現在、在庫切れで、再制作するか検討中です。
再販する場合は、Yahoo!オークションのこちら のIDにて出品することになります。

家庭教師生徒募集のお知らせ(終了)

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※5月2日追記※

今年度は募集終了します。



---------ここまで宣伝、以下連絡事項----------

勉強内容の記事を全科目書き終えたので、しばらくブログの更新停止します。

5月だか6月だかに成績開示をしたら、それを公開します。
たぶん面接を含む各科目の点数と、総合点の順位が開示されると思います。

面接の詳しい内容について、その内書くと言いながらもまだ書いてないわけですが、早急に知りたいという人もいないと思うので、面接点が分かったあとに書こうと思います。
内容は、忘れないように面接終了後すぐにメモってるので大丈夫です。


コメントの返信については、多少遅くなるかもしれませんが、必ず返すので気長にお待ち下さい。

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